DX(デジタルトランスフォーメーション)に取り組み、企業のIT化推進、それによるビジネスモデルの変革については、コロナ以前から語られていましたが、コロナが後押しとなって一気に進み始めている感じがしています。
コロナで業績が落ちてしまった企業は否応なく、ビジネスモデルの変革を迫られ既に取り組み、早いところはすでに稼働し始めています。
一方、従来型の下請け企業やアナログでのビジネス展開を行いながらもそれほど影響を受けていない企業は、特にビジネスモデルの変革を急ぐ必要もなく取り組みが進んでないように思います。でも、このコロナの影響が少なかった企業はこのままでいいのでしょうか?
実はDXは取り入れるメリットより取り入れないでメリットが今後非常に大きくなってくることに気づいている人が少ないように感じます。
今のビジネスがうまくいっていれば、DXを取り入れてもすぐにプラス面はそんなに見えないかもしれません。
DXを取り入れるといってもたいそうなITシステムを導入するということは、現段階では考えなくてもいいと思います。まずやっていただきたいのは、あなたの会社のWEBサイト、いわゆるホームページの見直しです。
今こそホームページを見直して、DX推進の第一歩を踏み出してほしいというお話です。
今多くのホームページは会社案内型ホームページであるところが多いように感じます。全くホームページがないよりはあった方がいいのですが、このままではいけません。
ホームページはお客様目線で、お客様が欲しい情報が掲載され、お客様が資料請求やお問い合わせなどのアクションをしてくれるようなサイトになっているかどうかが問われます。
わかりやすく言えば、今ホームページから月に何件のお問い合わせが入っているかということです。1~2件では寂しい限りです。あなたの会社の商品単価にもよりますが、少なくとも20~30件はほしいところです。そんなサイトになっているでしょうか?
これを見直し、お問い合わせがくるページにやり変えるところがDXへの第一歩です。
ぜひ今すぐに取り組む決意をしてください。あわてる必要はありませんが、じっくり自社を見つめ直し、自社の強みやお客様の問題解決にどのようにお役立ちできるかを考えてみましょう。それを丁寧に伝えていきましょう。
これを怠るといつの間にかあなたの会社は淘汰される側に入ってしまいます。
なぜなら、あなたもそうだと思いますが、何かを調べたいときにGoogle検索で調べ物をしませんか?これからの消費者は必ず検索してあなたの会社の確認することでしょう。もし、検索されたときにあなたのページが表示されないともうそこで終わりです。
何とか検索で表示されたとしても、そこに出てきたホームページであなたの会社を判断するのです。そのホームページにはあなたの会社が言いたいことばかりが書かれていて、お客様の欲しい情報がない、または内容が理解できない、そして資料の請求の方法が不明などあれば、早々にあなたのホームページから立ち去っていきます。
これを繰り返すことであなたの会社の信用は確実に落ちていきます。
前向きにDXをとらえる企業はその点を理解し、ホームページの見直しに取り組まれています。弊社のクライアント様でもちょっと前に作成したばかりのホームページであってもお客様への情報をもっとより分かりやすくということでリニューアルをされています。
確実に毎月問い合わせが増えてきています。
ぜひ、この点を見逃してほしくないのです。まずは、よしやってみようと経営者の皆さんが決意してください。そして、ホームページ専任のスタッフを配置してください。そして、お客さんの求める情報を継続して提供していきましょう。
そのやり方がわからなければアドバイスいたしますよ。
お気軽にお問い合わせください。
リニューアルにはそれ相当の費用がかかりますが、6月4日申請締切りの「小規模事業者持続化補助金」を活用すれば最大50万円の補助金が出ますので負担が軽減されますので併せて考えてみましょう。
補助金の資料づくりは自社を見直すいいチャンスにもなりますので、チャレンジしても損はないと思います。
◆「小規模事業者持続化補助金」第5回 受付中
https://r1.jizokukahojokin.info/