今だからこそあなただけの新商品を作ろう!

今だからこそあなただけの新商品を作ろう!

新商品開発っていうとメーカー・製造業のことでしょう?
って思う方が多いのにびっくりしました。
私も今の仕事をする前は、大手化粧品メーカーで商品開発の仕事をしていましたので来る日も来る日も新しい商品のことばかり考えていました。
では、それ以外の業種例えばサービス業などの新商品開発は関係ないのでしょうか?

私の私見ですがありとあらゆる業種で新商品開発は必要だと思っています。
うちの会社は仕入して売るだけだから商品開発はないとか、当社はお客さんの要望に合わせて加工するだけの会社だからそもそも商品はないとかおっしゃる方がいらっしゃいます。
確かにそうなのかもしれませんが、それをそのまま受け入れてしまっては激変する今の世の中では戦ってはいけないのではないかと思います。

どういうことかというとマーケティング発想をもって商品を再定義するということです。
それを上手に展開しているのが小売業であるジャパネットたかたですね。
古い人間なんで少し昔の事例ですが、ビデオカメラという商品がありますよね。
これは大手家電メーカーが作った商品であり、ジャパネットたかたが作った商品ではありません。

大手家電メーカーは、ユーザーが色んなシーンで使う想定をして非常に多機能なものが多い気がします。

・思い出の旅行を撮影する
・子どもの成長記録をとる
・セミナー配信用に撮影する
・自主映画を撮影する
・パーティで撮影
・結婚式の記録

などなどきっと私が思い浮かばないようなシーンも想定されているかもしれません。

ユーザーがこの商品は、自分の生活シーンのこんな時に使えばいいんだと気づいてくれたら、商品に興味を持ち購入してくれる可能性があるかもしれません。
ビデオカメラくらいならまあ想定はつきますが、この商品はどんな時に使えばいいかわからない商品も多いものです。

でもこのビデオカメラであっても、色んな使い方があるのでユーザーが自分に必要なものかどうかわからないものです。

それをジャパネットたかたは、お子さんの運動会のシーンの撮影専用かのごとくTVショップで商品紹介をしていました。
それを見た子どもの両親や祖父母たちは、一発で自分たちの使用シーンを想像できたと思います。

子どもたち孫たちの動画を撮影したいという気持ちか一気に高まったことでしょう。
そこが小売店が自分の商品で売り出しているという意味なんです。
改めて申し上げますが、この商品そのものをジャパネットたかたは作っていません。
では何をやったのでしょうか?

①誰に売るかを明確にした=ターゲット設定
子どもや孫を持つ両親・祖父母

②使い方のシーンを明確にした=価値の創造
運動会やお遊戯会の撮影用

他にもいろいろありますが、今回はこの2点に意識を集中してみましょう。

商品を販売したり、営業で商談をしたりするときに
①誰に売るか  ②商品でどんな価値を提供するか

をぜひ考えていただきたいのです。
誰でも買ってくれる人に売りたい、どんな使い方をされてもいいと思いがちですが、それでは使う側がよく理解できなくて購入に至らないのです。

なので、たとえメーカーから仕入れた商品であっても誰にどんな価値を与えられるかを社内で徹底研究して、商品チラシやカタログも自社オリジナルでつくり、そのターゲットにきっちりと価値を使えていけば売れるようになります。

結論です。
新商品開発とは、単に商品という物を作る行為ではなく、商品が持つ特性をユーザー目線で誰がどんな時に使うと価値があるのかを伝えるところまでを含んだ「価値創造」の行為を商品開発というのだと私は思っています。

ここまでを考えてみてあなただけの商品を作ることにチャレンジしてみませんか?
きっと楽しくなりますよ。

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